麦飯石って何?麦飯石の様々な活用法
2023/05/02
麦飯石というものをご存じでしょうか?DMAでは麦飯石の吸着能力に注目し、スキンケアやシャンプーなどの製品の原料として活用しています。今回はそんな麦飯石の特徴や活用法をご紹介します。
麦飯石とは
麦飯石は、古来から漢方薬として用いられ、明代の李時珍(1518〜93)が編さんした「本草網目」(1596)には上位の薬石として、その薬性が甘く毒なく各種皮膚病が治癒出来ると書かれています。
国内では岐阜県加茂郡白川町黒川が唯一の産地です。
麦飯石は火成岩の中の半深成岩に属す石英斑岩の一種で、特殊な風化作用を受けていることが特徴です。
淡い黄褐色の石基の中に、白い長石と、灰色の石英の結 晶がちりばめられています。
その見かけが麦飯(むぎめし)むすびに似ていることから「麦飯石」(ばくはんせき)と呼ばれるようになりました。
炭酸化作用(炭酸が鉱物を溶解する化学反応)を受けており、鉱物の溶出により多孔質を形成しています。この「多孔質構造」がミネラルの溶出、吸着作用などと深く関係しています。
使用用途も様々で、水の浄化や焼き肉プレート、養魚用、洗顔、石鹸、シャンプー、入浴剤などがあります。
DAMが注目する麦飯石のポイント
活性炭の2万倍の吸着力
麦飯石を電子顕微鏡で撮影してみると、非常に多くの孔があることがわかります。
この※超多孔質性が麦飯石の大きな特徴の一つで、その表面積はなんと活性炭の2万倍に達します。
この超多孔質性のため、水中の有害物質を麦飯石内部に物理的に吸着することができ、その除去機能を示す対象は、塩素、水銀、カドミウム、シアン等有害物質から大腸菌などの細菌まで非常に広範囲に及んでいます。
また、多孔質内面に存在する元素、あるいは元素化合物が二次的に有害成分を化学吸着、分解を行うことができるといわれています。
※多孔質(たこうしつ)とは多数の細孔(さいこう)をもつこと。木炭などにみられ、吸着能力と関係します。
毛穴より小さなサイズに粉砕
「麦飯石」は日本では岐阜県・白川町でしか採れない貴重な石であり、 ミネラルを豊富に含み、吸着力に優れた天然の保湿成分です。
その麦飯石を毛穴よりも小さいミクロレベルまで粉砕することで、毛穴の奥の汚れやお肌の古い角質などを吸着してキレイに洗い上げてくれます。
また、麦飯石にはミネラルが豊富に含まれているので、汚れを落としながらお肌に潤いも与えてくれ、しっとりとやわらかいハリのある肌へ導きます。
様々な用途で配合可能
洗顔をはじめとするスキンケアやシャンプーなどのヘアケア製品まで幅広くご使用いただけます。 また、配合の組み合わせで独自のシステムが可能です。
酵素などの分解成分や美肌成分との組み合わせや、独自のロジックによるスキンケア処方を実現いたします。
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