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【解説記事】今注目の細胞外小胞/エクソソーム

2023/05/02

東京工科大学との共同研究により、DMA独自技術により作製された生プラセンタ中には豊富な細胞外小胞/エクソソームが含有されていることが立証されたことを受け、今回は研究を行った東京工科大学の吉田教授にインタビューを行いました!

吉田教授について

教授は普段どんな研究を?

皮膚病(乾癬や接触アレルギー)や、皮膚トラブルの原因解明や症状改善方法をメインにやっています。
また、産毛一本から肌診断を行う方法を発案し特許を取得しましたので、これらに関する検討も進めています。

エクソソーム/細胞外小胞について

エクソソーム/細胞外小胞とは何かを教えていただけますか?

細胞が作りだす小さな小胞であり近年シグナル伝達因子として注目を浴びるようになりました。

液性因子が拡散して無差別に近辺でのみ作用するのに対して、遠隔地の細胞にも届いて制御することがわかっています。

その表面は細胞膜由来の脂質、タンパク質を含み、内部には核酸(マイクロRNA、メッセンジャー RNA、DNAなど)やタンパク質など細胞内の物質を含んでいます。

エクソソームのやりとりによって情報伝達をしており、エクソソームは、病気の発症、老化現象、健康維持など、全身に様々な影響を与えていると考えられます。

エクソソーム/細胞外小胞にはどんな特徴がありますか?

これらは、癌や老化細胞、幹細胞など色々な特徴を持った細胞から分泌させ、受けとった細胞を老化や癌化させたり、あるいは炎症を起こしたり、若く保ったりと複雑な働きを特定の細胞に指令をすることがわかっています。
また、塗布物として注目されているのは液性因子ではできないことなのですが、皮膚のバリアを超えて作用することが示唆されているためです。

そのため塗布した際に高い効果を発揮することが期待されるのです。

実験の経緯

なぜ今回の実験をしてみようと思ったのですか?

プラセンタは昔から塗布で色々な皮膚症状に効くことがわかっており、薬や化粧品材料として知られています。

私自身、過去に創傷治癒への効果の研究に参加したこともあり、興味を持っていました。

プラセンタの作用機構はいまだに謎が多く、今回DMA社さんとお話をした際に、開発した新しいプラセンタ抽出方法では生体物質の分解が少ないはずというのをお聞きしたので、これを機会にその作用機構に触れてみようと考えました。

DMAの生プラセンタを選んだ理由

もともと成分としてのプラセンタには興味を持っていましたが、先程お答えした様に、プラセンタの中でも生体物質が少ないはずということで研究対象に選びました。

エクソソーム/細胞外小胞との関係を研究したのはプラセンタが胎児の体を形成するために使われる器官のため、様々な細胞活動を活性化するための信号を液性因子だけでなくエクソソーム/細胞外小胞使うことを予測したのと、これまで知られている数々のプラセンタ塗布の効果から何か作用を示す特別な機構があることが予測されて、それがエクソソーム/細胞外小胞の機構ではないかと考えたからです。

実験の結果

DMAの生プラセンタはどういう違いがありました?

比較対照の類似製品ではほとんど検出されなかったのですが、DMAの生プラセンタには非常にたくさんのエクソソーム/細胞外小胞が含まれていることがわかりました。

DMAの生プラセンタには多くのエクソソームが確認できたとのことですが、それによってどういった効果が期待できると考えますか?

古来、直接塗布された際に言われていた作用がエクソソームを介していた可能性が考えられますので、抽出物でもいろんな作用について塗布で強い効果を示すかと思います。

創傷治癒や、肌のターンオーバーの促進、肌色の改善、保湿などで効果が期待できると考えています。

期待できる効果の中でより注目している効果は何ですか?また、それはなぜですか?

肌のターンオーバーの促進に注目しています。

私はシミの治療方法の研究を行っていますが、蓄積したメラニンの排出にはターンオーバーを刺激することが最も望ましいです。

プラセンタは色々な活動を活発化させることが期待されますので、ターンオーバーが上昇しメラニン排出に至ることを期待しています。

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