【解説記事】東海工場管理者が語るDMAこだわり設備
2023/05/02
今回は東海工場責任者の坪井がDMAのこだわりの設備をピックアップして、徹底解説します!
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こだわり設備① 乳化窯
この乳化窯は、本来混ざることが出来ない「水」と「油」を調合することができる設備です。
基本的に化粧品の多くは水と油を混ぜ合わせることが多いです。 例えば、クリームや乳液などですね。それらをニーズに合わせて混ぜ合わせて生産することができるのがこの乳化窯です!
それぞれ水と油を混ぜるために二つの窯を使います。
水と油を乳化させるためには、適正な温度と、混ぜるスピードがすごく大事なんです。 それぞれ水に近しい材料と油に近しい材料を別の窯に入れた状態で混ぜ合わせるのですが、この窯はそれぞれ単独加熱することができるようになっています。
例えば油は、グリセリンみたいな固形のものもあったりするので、そういったものを固形の状態で窯に投下して混ぜ合わせるときには加熱して、液体の状態にします。
水と溶かし切った油を一つの窯に混ぜ合わせて、乳化させていきます。 また、中の圧力を真空に近い状態にすることもできます。真空に近づけてやることで早く乳化の反応ができるようになるため、よりスピーディーに効率よく化粧品を作ることが生産することができるんです!
こだわり設備② 分注器
分注器は作った中身をパッケージに詰める設備です。
制御性能に優れたモーターが内蔵されていたりして、規格に沿った設定で安定した量の化粧品を詰めることができます。
私は精度と効率を上げてくれるマシーンが好きなのですが、そういう意味ではこの分注機がとても好きです。
精度がすごく良くて、重さを設定するとほぼほぼブレずに生産できます。
化粧品は表示内容量に対して、必ず3年間97%を保持しなければならないと法律で決まっているので、それを簡単に担保できるのが良いところですね。
こだわり設備③ 充填機
充填機も分注器同様に作った中身をパッケージに詰める設備です。
これらの設備にはそれぞれ得意不得意があって、主に詰める中身の粘性によって使い分けます。
ギヤポンプ充填機
こちらの充填機はクリーム、乳液など少し粘性のあるものを詰めるのを得意としています。
こちらも設定した量で素早く正確にパッケージに詰める作業を行うことができるので、作業効率が上がり重宝しています!
チューブ充填機
こちらはチューブ充填機と言いチューブ専用の充填機です。
チューブのお尻の部分が開いた状態でクリームなどを上から詰めて、シールの成型をしてチューブを閉じるところまでしてくれる機械です。
1分間に約40本ものチューブ充填ができ、Max速度の稼働場合なんと最大80本ほどの充填も可能です。
この充填機を導入したことにより、東海工場の量産体制は圧倒的に強化されました。
今回の設備紹介は以上になります!
ピックアップさせていただいた設備は、DMAの設備のほんの一部ですが、愛知県東海工場では品質・衛生面はもちろん、このような様々な充実した最先端の設備を導入し、お客様のご要望と消費者の方々のニーズにあった製品の量産を可能にするシステムを構築しております。
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